暑い日が続きましたが、お身体は大丈夫でしょうか?
気温の変化がありますので、気を付けてお過ごし下さい

今月は立箸(たてばし)についてお話させて頂きます。
子供の頃に、ご飯にお箸を立てて注意された経験はありませんか?

宗旨宗派により異なり、諸説いろいろあるようですが、その昔
ご飯には強飯(こわめし)と粥(かゆ)があり、
かたいご飯ですよ。という目印で箸を立てたようです。
元をただせば箸を立てることは正式なご飯の出し方だったようですが、
昨今では仏様に供える作法として定着し、立箸は仏様に
供えるご飯をあらわすようです。
地域によっても作法が異なりますが、昔はご飯を山盛にすることで、
死出の旅でひもじい思いをしないようにと供えられたり、
立箸をする行為は死者を呼び戻す作法と言われたり、
仏様にきちんとしたご飯をお供えしましたと言う印の
意味合いなどいろいろあるようです。
箸を立てる事はむやみに儀式のまねごとをしてはいけませんよ。
と言う先人の教えかも知れませんね。
疑問に思うことは菩提寺や、私たちやすらぎの終活カウンセラーに
相談してみてはいかがでしょうか?